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■拳銃を手にした少年


 ぼくの学校ではけんじゅうがはやっています。
 学校のまえで黒い服をきたおじさんがにこにこわらいながらくばっています。じゅうだんをいれて、引き金をひくだけで嫌いなひとがころせるんだそうです。
 みんな、黒くひかるけんじゅうがかっこいいのでうけとっていました。ぼくのランドセルにもそれがはいってます。
 みんなそれをひとに向けて遊んでいます。けど引き金は引きません。ひいたら、あいてが死んでしまうからです。「いのち」はとてもたいせつなものなんだそうです。
 ぼくはみんながとても大切なので、ぜったいにむけても引き金はひきません。
 けれど、あるとき、おかあさんが怒りながらぼくにいいました。テストの成績が悪かったからです。「なんでこんな点数なの? ちゃんと勉強したの?」
 ぼくはそのこえがうるさいので、じゅうを向けてしまいました。それでおかあさんがだまってくれるかなと思ったからです。
 けれどつぎに気がついたときはかわいた音がなっていました。たんじょう日のときにならすクラッカーのような音でした。けんじゅうから白いけむりが出て、おかあさんがたおれました。
 きっと、おかあさんは寝たふりを、うたれたフリをしてるんだろうと思いました。
 テレビをつけてアニメをみているうちにおとうさんが帰ってきました。おとうさんがなにかをやかましくさわぎました。ぼくは手にもったままのままのけんじゅうをむけました。またかわいた音がして、おとうさんがたおれました。
 ふたりともそんなに疲れていたんだな。ぼくも寝ることにしました。朝おきてもふたりは眠ったままでした。そっとしておこうと思い、ぼくは学校へ行きました。

 これが、ぼくの最近おきたことです。
 さん年に組、山本 ケンタ



 僕が自慢げに席を見渡すと、クラスメイト全員が僕を見ていました。
「それは、言わない約束だろ」
 数十の銃口がこっちを向いて、数十の乾いた音が鳴った。
 まるで、誕生日みたいだ。
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