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■レッツ シー イフ ザッツ トゥルー オア ノット エピローグ・0


  エピローグ

 私が彼の家まで行ってあげると、数分してようやく彼は出てきた。
「すまん、ソール」
「良いから、乗って。待ち合わせに遅れるでしょ? 折角みんなで会えるのに遅刻はしたくない」
 私はマーニをリーフェルングに乗せてあげたのを確認すると、トラウム・ファールシュトゥールへ走らせた。腰に下げた二本の剣がかちゃかちゃと鳴った。
「なあ、ソール。地上に戻ってきて何年?」
「六年くらいじゃない?」
「六年か……」
 マーニは感慨深げに言った。安っぽくも、活気で溢れた商店街を抜ける。肌の白い人、黒い人、今では自由に行き来できる。
 目の前に大きな柱が見えてきた。太陽が大きな雲に隠れる。
「トラウム・ファール・シュトゥール……」
 ザシンプルへ。みんなの居る世界に繋がる大きな柱。
 中にはいると、紺色の可愛い制服を着た女性が案内をしてくれた。
「乗り物、武器はこちらへ」
 胸にある、トラウム・ファール・シュトゥール社のバッジを確認して彼女にリーフェルングと、ある人から貰った大切な二本の剣を渡した。
「大切なものだから。大切に扱ってね」
 骨董品にも学があるのだろうか。彼女は丁寧にそれを扱い、荷物を入れる場所へ納めた。
「世界が変わって、六年か……」
 ザシンプルに向かう白く、巨大な箱に乗り込み、私はそんなことを呟いた。
「『本日は、トラウム・ファールシュトゥール社の――』」
 白い箱の扉が閉まって、アナウンスが流れた。
 そしてゆっくりと箱が動き出した。
「エニモルさん、元気かなぁ」
 いつの間にかうきうきしている自分を、マーニが半眼で見ていた。
「な、なによ」
「なんでもないけど?」


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