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■四十二頁

は目と鼻の先だ。……あの子が、どれだけお前を心配しているか、判っているのか? あの気の狂った母親の行動に耐えながら、歯を食いしばって、自分のまつ、大切な……。お前が来るのを待ってるんだ。」
「だったら……お前が救い出せよ」
 ベッドの上でルーシルアは言った。身体を横に立てようとしたとき、何かがルーシルアの体を起こした。
 バッムンの右手がルーシルアの胸ぐらを掴み、相手の目を睨んでこういった。売り子が驚くのも全く気にしていない
「あいつを、連れて行くことなら、俺にだってできるさ。だけどな、あの子の、心を救えるのは、俺が知る限りてめえだけなんだ。お前が、あの子に何を思っているかはしらんが、これだけは確実だ。あの子は、何があっても、お前を信じている」
 ルーシルアはバッムンの目を見据えた。    
「……」
 ルーシルアはバッムンの手を払うと、壁に立てかけたあった一本の鞘と鉄剣を腰に差し、部屋を出る。
「おい、今は夜だぞ」
「そんなの関係ないね」
 バッムンの静止も振り切って、ルーシルアは部屋を出た。
 売り子が、こっちを見ているのに気がついて、ルーシルアは売り子が出会って見たことの無いような、別人じゃないかと思わせるほど、力強い笑みを浮かべ、
「料理、旨かった」
 と告げると、一気に駆けだした。
「単純だなぁ」
 バッムンのその言葉は、ルーシルアには届いていなかった。

 バッムンの言ったとおり、〈黒の国〉は予想以上に近かった。
 近寄ってくる虫も、獣も、無視して黒い城へと駆けた。気がつくと、動物たちは消え失せ、目の前には暗い夜に溶けゆくような黒い城だけが残った。
「……」
 懐にある、ファンタンの残して消えた、道化師の面を取り出し、顔に被ろうとした。
「おい、おまえ」
 兵士だろうと決めつけ、肘で脇腹を狙う。柔らかい感触。だが、腹ではない。
 咄嗟にふり返ると、神性の銀髪をした青年が居た。腰には手があり、それで防いだのだと知れた。
「……やるな。手が、ひりひりしゃぁがるぜ」
 巨大なクレイモアを背負った青年は、何か合図をした。その合図と同時に、黒い服をした数人の男女が、現れた。みな、背や腰に剣がある。
「この数人を相手にするか? 何をするつもりだったか、正直にいやぁ何もしねー。誓っても











変なしゃべり方好きね。俺

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