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■二十六頁

「なんだ、おどかすな」
「俺も驚いたな。以外と、色男じゃないか」
 その腰の剣には鎖がない。クンファーが剣が振れる時刻になったことを告げていた。燃えるような赤い剣。
「……今から、稽古か」
「いいや。今から寝る」
 そう言うと、クンファーは剣をおさめ、自分のベッドに横たわった。
「おやすみ」
 ルーシルアが言うと、クンファーがいびきで返した。
「じゃあ、いくか」
 自分をはさんで寝ている二人を起こさないように起きあがると、二人に毛布をかけ直した。
「……」
 何も言わず、部屋を出た。
 一階が光で濡れていた。咄嗟に階段の上で伏せた。
「あの男、本当にくるの?」
 女の声だ。
「部屋で寝てたりしてな」
 男の声。若い。
「確認してこようか?」
 店主の声だ。
「……私が行きましょう」
 女の声
 ルーシアは立ち上がり、階段から飛び降りた。右腕は剣の柄を握り、いつでも抜けるようになっている。
 話していた集団のちょうど真ん中当たりに着地し、剣を抜いた。
 〈式〉か何かでぼんやり明るい部屋の中で、女が一人、男が二人、そして店主がルーシルアを見ていた。
「ふむ、良い空気の持ち主だ」
 男の一人が言った。顔をフードで隠している。
「ンだよ、やンのか? おいこら」
 茶色い髪をした少年が言った。
「あなたのかなう相手ではないよ」
 女が止めた。
「でもよ、むかつかねェ? 剣を向けておいて。三人なら勝てるっしょ」
「〈ファントム・ペイン〉を使われれば、逃げられんぞ。使われなくてもお前にァ勝てん」
「あァ? 使われる前にぶっつぶせばいいんじゃねえの」
 二人の男が言い合う。
「……しょうがないわね」









後ほど少年でないことが判ります(笑)
キャラ紹介作った。
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