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■二十四頁

 包帯を巻きながらそれについていった。
 闘技場の中の通路をしばらく歩くと、ニス塗りの扉があった。
 その中に入った。
 靴越しからわかる高級な絨毯、金で縁取られた家具や、肖像画。それを一瞥していると、市長が言った。
「この書類に、サインを」
 そう言って市長は羊皮紙を取り出した。 
 むずかしい文がだらだらとならべられている。
「いや、君のような強い人が私の護衛についてくれるなんて、うれしい限りだね」
 市長が言った。ルーシルアは聞き流していた。
 羊皮紙と一緒に差し出されたインクとペンでさらさらと自分の名前を書いた。
「ふむ。これで君は私の兵士だ。給料の良さは保証する。私は山岳都市・プリズーンの市長、タイラン・プリズーン・ドッコだ。宜しく、アファン」
「……宜しくお願いします」
「今日は、とくに仕事もない。帰って貰って結構だよ」
 タイランがそう言うので、ルーシルアは形だけ一礼すると、そそくさ逃げるようにしてその場を去った。
 ――面倒臭いなぁ

「やぁ、護衛官どの」
 ルーシルアが宿に戻ると、店主が言った。
「どうも」
 そう言いながらカウンターの席に着いた。
「圧倒的だったそうじゃないか。あのウィリディンに」
 圧倒的? 一歩間違えばあの時死ぬのは俺だった。
「どうも」
 ルーシルアが答えると、店主は周りを気にした。何もないことを確認すると、ルーシルアに耳打ちした。
「お強い護衛官どのに、相談が」
 あらたまって言われたので、つい噴き出してしまった。
「なんです?」
「夜、皆が寝静まった頃に、ここに下りてきてください」
 店主の顔は真剣のその物だった。
「……わかりました。いいでしょう」
 そう一礼すると、部屋に向かって歩いていった。
 部屋に入ろうとドアを開けた。
「ルーシルアッ」
 そう言って飛び付いてきたのはサークナヤだった。








解説するところないねぇ。

あの三人組が出てくれば楽しいけど
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