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■二十一頁

 サークナヤが感嘆する。
 ――やば……。
 ファンタンの所感。
「並んでみようよ」
 ――やっぱり……。
 落胆するファンタンをずるずる引きずるようにして列に並ぶサークナヤ。
 完全にくされた心のファンタン。
 ――もう、どうにでもして……

 黒い礼服の女が、ルーシルアを闘技場へと通す。椀を伏せたような形の闘技場の内部。白い砂が吹き、空気が乾燥している。そんな物よりも、ルーシルアは別のことに驚愕した。
 囲むような大群衆の数。
「まだ来ます」
 どんどん増え、闘技場の観客はぎっちり人で埋め尽くされた。
「まずは、あの狼三匹をたおしていただきます」
 女が説明すると、白い狼が三匹、唸りながら奥の通路から現れた。
「これが『正義と秩序の山岳都市・プリズーン』かよ……」
 ルーシルアが呟くと、女が淡々と説明した。
「今の市長が、市民の精神的緊張をほぐすために造られた闘技場です」
 へぇ、そう口には出さず、剣を抜き、切っ先を狼共に向けた。鉄剣の鞘が中身のない鞘と当たり、音を出した。正面、左右から迫る狼
 ――射す。幻の痛み、〈ファントム・ペイン〉。
 それは確実に闘技場にいた全員を包み込んだ。だが、最も強い焦りと痛みを感じていたのは、おそらく狼共であった。
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
――――とんっ
 剣で突く。
 一直線に正面の狼を貫いた。矢のように。一点の濁りも、汚れもなく。
 ――おお……








ファントムペインはたぶん、自分以外のキャラクター全員に攻撃するんだろうね。とか思っていたり。
狼がよくでてくるのは一番世界観に合いつつ沢山でてきても問題ない動物だから……かな
あと当時(でも)動物相手にドンパチは醜いこととして定着していたらしい。

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