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■十五頁

「まぁ、話すのも無意味だろう。……ルーシルア、“やれ”」
 ルーシルアが目を見開いてクンファーを見る。
「こいつは第一級犯罪である人種の差別、準一級犯罪である〈ジャッジ〉の職権乱用。……そうだな、終身刑あるいは、死刑が早急に言い渡されるだろう」
 ますます目を丸くするルーシルア。
「……よし、分かり易く説明しよう。……目の前にいるくそったれをお前の力で後悔させてやれ」
 ルーシルアがふ、っと笑って剣を抜いた。「最初からそういえ」と言いたげである 
「……〈ジャッジ〉への無意味な抜剣は犯罪だぞ!」
 そう叫んで、金色に輝くなにかを掲げる。が、その輝きはあっと言う間に消え失せていった。
「ま、まさか……」
「お前の職権が消え失せた証だ。」
 クンファーが淡々と言う。研ぎ澄まされた氷のような冷たさがあった。
「闘争による殺人は、犯罪ではない」
 ルーシルアが剣を冗談に構える。空気がその瞬間ぴり、っと鋭くなる。肌に針が刺さる様な痛み。幻の痛が〈ジャッジ〉の男を覆った。だが、その男の痛みが一番酷いだけで、この場にいるすべての者がそれを感じていた。
 雷のおちる寸前のような張りつめた空気。
 ――ぴりぴり
――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
――ぴりぴり
 ――ぴりぴり
――ぴりぴり
――ぴりぴり
――ぴりぴり
――ぴりぴり
 ――――どっ……
 剣を雷の如く振り下ろすその瞬間、声が、それを止めた。
「双方、止め」
 〈ジャッジ〉の男が、あからさまにほっとする。
 二人の間に割って入ってきた男も、ジャッジであることが姿を見ればわかった。無駄な感情を全てそぎ落としたような精悍な顔は、じ、っとルーシルアと〈ジャッジ〉の男をみる。だがそれは睨むに近かった。
「あ、アダイブ、これは……」
「オーラン・ジャッジ・センタムをケージ・プリズンへ。」
 そう言うと、黄金に輝く何かが現れると、センタムと呼ばれた〈ジャッジ〉の男は眩い光に






擬音使ってるじゃないかー!
コレはわざとです。
不思議な感じがするでしょう。そうでしょう。

ちなみにクンファーの言ってる刑は、プリズーン単位のものです。国際法による量刑は国によって違い、統一されてませんが(価値観の違いとかで)プリズーンが一番重い土地なのは問題ないでしょう。
宗教的、倫理的、しがらみに囚われず色々執行しちゃう都市なので。怖いけど、悪いことしなかったらどの国よりも安全なのねー。

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