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■十四頁

つっこんだ。
 ふふん、と、ファンタンはルーシルアをあざけるように言う。サークナヤも「私もわかった」と言う風にファンタンの腰にしがみついて、同じような感じで笑っている。そこだけ見ると、どこか複雑な関係の姉妹に見えた。
「絶対理解してねえだろ……」
 ルーシルアによる、子供二人へのぼやき。「いつそんなに仲良くなったんだよ……」
「そう言うことだ……っと、着いたぞ」
 ルーシルアのぼやきに対する回答ではなく、ファンタンの補足への回答だった。
 周りの建物と同化しているやはり真っ白い建物。看板には。「Inn 5」と簡潔に書かれている。
 木製に白い塗料で白く塗った扉。
「この中では、一切喋るな」
 クンファーが強い口調で言った。
 ドアを開け、中に入る。
「四人。一つの部屋。半永住が目的でここに来た。部屋を貰いたい。」
 簡潔に述べると、カウンターの店主が鍵を投げた。クンファーはそれを受け取った。
 ブスタとは違うな、とルーシルアは思った。髭もなく、どこか淡々としていて細い体躯をしている。
「ちょっとまてよ」
 部屋へ移動しようとする四人を、ある男の声が止めた。
 白銀の鎧に身を包んだ男で、がっちりとしたその身体は、猪のようだった。
「これは、誇り高いジャッジのかたではありませんか」
 クンファーが言った。
「こいつを、この汚い動物を、この神聖なる都に入れたというのか」
 男はファンタンを指差した。ファンタンの顔が目に見えて暗くなる
「お言葉ですが、〈碧の国〉の定める国際的な条約では『妖獣を人間と同じ知的生物と見なす』とあります」
「知的な生物だからと言って、人間と同等だと? 馬鹿ではないのか、貴様。我ら高貴な人間と、血肉を貪りくらう妖獣とでは、明らかに地位が違うではないか」
「お言葉ですが、〈碧の国〉の定める国際的な条約では、『この世のすべての知的生物はすべて等しい地位にある』とあります」
 淡々と返すクンファー。
「……貴様……そんなにも、〈ケージ・プリズン〉へ行きたいのか? 他人への侮辱は準二級犯罪だぞ」
「……」
 クンファーが大きなため息をついた。すべての者へ聞こえるようなため息だった。
「貴様……」
「まったく、いちいちうるさいくそったれだな」
 神官が言っているとは思えない、罵詈雑言。







サークナヤとファンタン仲いいのねー。
なんでって言われてもね。お互いに姉、妹みたいに思ってるんじゃないかな。

ここでのクンファーは結構悪態が目立つ。
それほど、恋人が好きって言うこと。
リセとクンファーのコンビはものすごく好きでね。スピンオフでもして書きたいとは思ってるんだけど。どうかなー。
書かないだろうね。あ、ベビアンって言うのは木から生まれてくるんです。まじで。もとの木一本からベビアンは生まれてくるので、ベビアン皆兄弟だし、アレな話子供も作らない。
性別……? じゃあ、女性しかいないんだよ。たぶん。けど、ベビアンの木はもう結構昔に燃えちゃって、彼女らは恋愛に……目覚めたわけではないかな。
ぼんやりと、リセは親と居る感覚でクンファーとつき合ってるんじゃないかな。クンファーは愛情を越えたベクトルの愛情で彼女を愛してるワケよ。そういう意味では相思相愛? なの……かな。
しかもベビアンって言うのは精神面で成長しないしね。ホント二人とも、結婚生活56年みたいな感じなんだと思うよ。「ンー」って言えば、二人とも、どっちが何をして欲しいのか判るみたいな。あたたかな、純愛バカップル……(笑)
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