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■十頁

 そう呟いて、宿だった場所の看板をするりと抜くと、懐にしまった。
「雨上がりに見た幻、か」
 ルーシルアはサークナヤに声を掛けると、中央街道を探すために歩き出した。
「いつか、戻ってくるよ。ブスタ。そのときは、俺の話も聞いてくれ」
 ふと、そこに髭面の優しい笑みを浮かべるずんぐりした中年の男が、見えた気がした。
「じゃあな。」
 二人は歩き出した。

 歩き出して間もなく、紅い神服を来た男を見た。
「いつかの旅人殿」
 向こうの方から寄ってきた。
「……恋人は、見つかったか?」
 神官はぎょっとして、顔を逸らした。
「……この時間帯が、神に許された時間なのか?」
「……あぁ、そうだ。」
 剣に巻かれた鎖が朽ち果てて錆びている。神官は神に定められた時間のみ剣を使うことが許されている。
「鳥の寝る時刻から、鳥の起きるまでが、私の定められた時間だ」
 鎖がどんどん真新しさを帯びてゆく。錆が取れ、白銀の鎖へと戻った。
「あなた方は、これから、どこへ?」
「黒と碧の街道をいって、〈碧の国〉に行こうとしたところだよ日が暮れれば、野宿か、近くの村に泊まる」
「では、昨日は野宿だったろう。この近くに村はないからな」
「まぁ、そうだな」
 ルーシルアは「お前にはわかるまい」と言いたげな顔で答えた。
「では、少し手伝ってくれないか?」
「手伝う?」
「少し行った所にある街に、リセが居る事がわかった。が、少し、厄介な事になっていて、剣を封じられたわたしひとりじゃ、どうにもならない。だから、護衛を頼まれてくれないか?」
「要するにあんたを守り、あんたの言うことをきけ、っていうことか?」
 神官であるクンファーは頷いた。
「そのとおりだ」
「……」
「その少女、その格好で〈碧の国〉まで連れて行くのはむつかしかろうに」
 どきり、こいつは読心術でも使えるのかと思った。
「私のおさがりでよければ、やるし、ちゃんと金も払う」
 ちくしょう、この野郎。そう心の中で毒突く。こいつは、的確に人の要望に応え、俺を犬にしようとしていやがる。

犬とかの描写が多くなり出したこの辺りから、多分、オイレンシュピーゲルを読み出したはず。

抜刀制限って言うのは、ばいばいアースから。
ばいばいアースには、神ないし王の許可がないと抜刀できない剣士。それが神官なのね。
あぁ、まるぱくりですよw
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