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■四頁

さしい。今日は良い日になりそうだ、そう思った。
 〈式〉の外に目をやると、野ウサギが一匹倒れている最近いつもそうなのだ。
 式の外に出て野ウサギをひろう。硬直もしておらず、ま新しい。狩ってから数分も経ってない。
「……うれしいけど、気味がわりいなぁ」
 独り言である。しかし、まだ近くにいるはずの顔も、名前も知らない誰かに言っているつもりだった。風が吹いて、背の低いところに生えた木の、葉がかさかさと乾いた音を立てた。
 とりあえず、食える物は食うのがルーシルアの動物に対しての礼儀だった。
 ナイフで捌いて、調理できるような状態までにすると、ルーシルアは腰の火種箱から火の種を出すと、そこにおいた。すると、薪もなしに、火が燃えさかった。そこに兎の肉を放り投げる。
 そろそろ、やけたかな、と思った瞬間、間抜けな声が聞こえた。
 サークナヤである
「お早う」
「おはよう」
 多少は寝ぼけているようだったが、すぐにルーシルアの傍らに座った。
「……暖かい……」
 細い声だった。今にもかき消されてしまいそうだった。本当に、しみこむような声だった。
「……よし、もう、肉が焼けたかな」
 そう言って、指を横に一直線振る。火が、まるで最初から無かったかのように消え失せた。焼けた後もなく、丁度よく焼き目の付いた兎肉があった。
「……友達がくれたんだよ。便利な火種だろ?」
 そう言うと、肉の一つをサークナヤに渡した。
 サークナヤは黙々とそれを食べ始めた。まるで何週間も食べ物を口にしてなかったかのようだった。
 ルーシルアはと言うと、兎の骨やらを加工している。兎の毛皮やら、骨やらが器用に変化していくのをサークナヤが見つめた。
「これを売れば、一日分の宿代くらいは稼げる」
 サークナヤが丁度食べ終わるころにルーシルアの作業は終わった。ルーシルアは兎の肉を一つ口に放り投げると、残った肉片の一つを大きな石の上に置いた。
「……ちゃんと、喰えよ」
 サークナヤが首を傾げたが、ルーシルアは何も答えず、荷物をまとめた。と言っても、外に出している物は少ないし、持っているものも異様に少ない。腰の周りに様々な巾着袋が下がっている。
 びょう、と乾いた風が吹くと、石の上にあった肉片が、消えた。
 サークナヤが目を丸くした。
「いくぞ、サクナ」
 サークナヤが言われて、少しとまどいながらも頷いた。

ルーシルアの持ってる道具は、昔住んでた所から奪ったものがおおいです。

ちなみに髪の毛の色の説明

金髪
 王族、貴族にのみ認められた髪の毛の色。
銀髪(神性の髪)
 神から祝福を受けた者に現れるらしい髪の毛の色。聖職者に多い毛の色。
 銀と言うより、白に近い。

 もうその名残はないけれど、大昔は奴隷の髪の毛だった。
 ルーシルアの母親辺りまで、若干その名残があったそうな

 人間と同じであることが認められ妖獣、つまりファンタンの髪の毛のいろ。
 ほかの奇抜な色は妖獣さんが多い。たぶん。
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