■2010年01月

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■レッツ シー イフ ザッツ トゥルー オア ノット 第一章-1

プロローグ

 忘れていたわけじゃないんだ。
 脇でエレクトールが階段の足下を照らしている。それでも静寂と闇は消えず、僕の頭をうろついていた。
 忘れていたわけじゃないんだ。
 反芻した。ようやく足は階段を登り始めた。一段ずつ、次第に速度は上がって、踊り場に出るころはもう走っていた。
 廊下に出た。壁にあるエレクトールが地面を照らしているがやはり暗かった。その奥。廊下の奥。鈍い光を受けて輝く黄金で縁取られた真紅の扉。開くことのない扉をたやすく開けた。
 そこに、きみは居たんだ。世界は一つじゃないと、きみは僕に教えてくれた。
 黒真珠のような瞳。烏羽色の髪が、月明かりをうけて光っていた。彼女はやっぱりニニーよりも美しかった。彼女の褐色の手が、こっちへ伸びた。



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